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殺害予告もラウンド続行…からのメジャー制覇 ヒューバート・グリーンが77年に全米OPを制した舞台が会場【全米プロものがたり】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

殺害予告を乗り越え全米OPを制した!(撮影:GettyImages)

全米プロゴルフ選手権 事前情報◇16日◇サザン・ヒルズCC(米オクラホマ州)◇7556ヤード・パー70>

今年の海外メジャー2戦目となる「全米プロゴルフ選手権」がまもなく開幕する。会場は米国オクラホマ州のサザン・ヒルズCC。1977年、2001年の「全米オープン」、07年の本大会が開催されている。

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07年はタイガー・ウッズ(米国)、01年はレティーフ・グーセン(南アフリカ)が勝利。そして77年の全米オープンは、“早打ちマック”の異名で人気を博したヒューバート・グリーン(2018年6月に他界)が制した。

そのグリーンの勝利は、異常な状況下で果たされたものだった。3日目を終えて首位。優勝争いまっただ中の最終日。グリーンが14番を終えると、全米ゴルフ協会(USGA)のスタッフがグリーンに近づいた。「15番ホールのグリーンで射殺する」という殺害予告が入っていることがヒューバートに伝えられた。

観客をすべて退場させる、プレーをやめて翌日に持ち越すなどの選択肢も示されたが、そんな非常事態のなかグリーンはそのままプレー続行を希望。不安のなか勇気あるプレーでメジャー制覇を成し遂げた。

その後85年に本大会を制覇。通算19勝、日本でも2勝を挙げている。その後咽頭がんを患い、長い闘病生活の末に他界した。世界ゴルフ殿堂にも選出された勇気あるメジャーチャンピオン。そんな伝説が生まれたのが、サザン・ヒルズCCだった。

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