地元そしてメジャー大会での初優勝に意気込んだ（撮影：佐々木啓）
＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップレディス 事前情報◇3日◇茨城GC西C（茨城県）◇6680ヤード・パー72＞
今季38試合が予定されている国内女子ツアーだが、茨城県で開催される唯一の大会が、5月5日（木）から開幕する国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」。舞台となる茨城ゴルフ倶楽部から常磐自動車道でおよそ1時間、北に約50キロ離れた茨城県笠間市出身の金澤志奈は「楽しみです」と笑顔を見せた。
プロ6年目、初シードを手にして迎えた今シーズンは8戦に出場。1回の予選落ちはあったが、トップ10には3回入っている。ショットに不安があるというが、「悪いなりにきちんと拾って、ピンチでもパーが獲れています。アンダーで回れていて、いい流れではありますね」と、直近の2試合は8位タイ、9位タイでフィニッシュ。地元大会、そしてメジャーでのツアー初優勝に向けて、徐々に調子を上げている。
2009年から今大会の舞台となっている名門・茨城ゴルフ倶楽部は、金澤にとって馴染みがある。「ジュニアのころからよく回っていました。東コースをよく回っているので、西コースは久しぶりな感じですね」。4年ぶりの西コースでの開催に難しさを感じつつも、慣れ親しんでいるコースの確認を念入りに行った。
今大会は自宅から通っているが、4日間と長い戦いでも「体の疲れは（ホテルよりも）家の方が取れますね。よく眠れます」とコンディションもバッチリ。ゴールデンウィーク中の日程ともあり、応援に駆けつけてくれる友人もたくさんいる。「みんな結構応援に来てくれる予定で、とてもうれしいです。優勝争いできるように頑張ります」。2年連続で国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」でトップ10に入るなど、難しいセッティングでも活躍できることは証明済み。おっとりした口調ながらも“地元での初優勝”に気合を入れた。
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