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山崎泰宏が死を前に到達した境地 「家族の負担を考えたら、死ななきゃと思った」【心筋梗塞からのフルスイング】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

死にかけたことで家族の絆を深めた(写真提供:山崎泰宏)

昨年4月にドラコン大会の会場で心筋梗塞を発症したドラコンプロの山崎泰宏は、手術により一命をとりとめ、その後、ドラコンプロとして現役復帰を果たす。誰もが不可能と考えた山崎の復活劇を追ったドキュメント。

死の淵から復活した山崎泰宏、フルスイングで320ヤード超え!【動画】

今回のトピックは、『死ぬときに考えたこと』。

「人生で最後に食べるものは何にするか」といった軽めの話も含め、死ぬ前に何をしたり考えたりするのだろうかということは、誰もが一度は想像したことがあるだろう。思い出が走馬灯のように駆け巡るとか、枕元に集まった家族にお蔭で良い人生だったと感謝するとか、そんなドラマ仕立てのようなことが果たしてあるのかないのか。実際に死んだ人からそれを聞くことはできないが、山崎泰宏のように一度は死を覚悟したという者からなら、死を目前にしたときに人は何を考えるのかについての話を聞くことができるだろう。

事実、山崎は急性心筋梗塞を発症後に痛みを我慢して病院到着までに12時間もかけてしまったために、その時点で心筋にかなり広範囲なダメージ(壊死)を生じていた。それで手術を前に担当医の宇部興産中央病院の濱田頼臣医師から「手術中に亡くなる可能性もあるが、手術を希望しますか」と訊かれた。要するに、手術をしなければ死ぬし、手術をしてもその途中で死ぬかもしれないということで、それほど厳しい状態だったということだ。

山崎は、自分が死ぬかもしれないという現実を突きつけられたこと時に、何を考えたのだろう。

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