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手を高々と上げて声援に応える 前選手会長・時松隆光が忘れない感謝の気持ち | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 稲森佑貴 -16 2 黄重坤 -13 3 岩田寛 -11 4 時松隆光 -10 5 木下稜介 -9 今野大喜 -9 7 石川遼
-8 香妻陣一朗
-8 星野陸也
-8 片岡尚之 -8 順位の続きを見る
いつでもギャラリーに感謝を 時松隆光が行うファンサービス(撮影:米山聡明)
<中日クラウンズ 最終目◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
12番までに4つスコアを伸ばして優勝争いに加わった時松隆光。終盤は伸ばせなかったものの「66」で回り、トータル10アンダー・4位と今季ベストフィニッシュとなった。
ギャラリーから「ゲンちゃん、がんばれ!」と声をかけられていた。「石川(遼)さんと回らせていただいたので、ついでに応援していただいたと思うんです」と謙遜する。ツアー登録名は隆光(りゅうこう)だが、本名は源蔵。プロ仲間からは「ゲンちゃん」の愛称で親しまれている。出演機会の増えたテレビ番組の中で「ゲンちゃん」と呼ばれていることから、一般にも認知されるようになってきた。
時松がいいショットを打ったり、いいプレーをすると大きな拍手や声援が上がる。時松はそのたびに手を高々と上げて応える。その時松の姿を見て再び拍手が上がると、また時松は手を上げる。「昔は会釈とかしていたのですが、それでは見えないと思って。せっかく応援していただいているので、ギャラリーの方への感謝の気持ちです」。遠目にいるギャラリーにも伝わるように、あえて大きく高々と腕を上げている。昨年の秋ごろから行っている、前選手会長による感謝の印だ。
開幕戦は9位タイに入った時松だが、2戦目は予選落ちで、前戦の3戦目は32位タイ。「ショットがいいとパッティングが悪かったり、パッティングがいいとショットが悪かったり。かみ合っていませんでした。ようやくまとまりつつあるかなと思います。この感触を忘れないうちに次の大会もがんばりたい」。2018年以来となる優勝を遂げたときの“感謝の印”も楽しみにしたい。(文・小高拓)
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