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来日12年目の悲願達成 サイ・ペイイン【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今年の明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメントで初優勝(撮影:佐々木啓)

今季2戦目の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」でツアー初優勝を挙げたサイ・ペイイン(台湾)が、きょう4月27日に31歳になった。2011年の日本ツアーデビューから12年。歓喜の瞬間は「興奮のほうが大きかった」と、笑顔いっぱいで喜んだ。

ツアー通算16勝を挙げた台湾の大先輩とサイ・ペイイン【大会写真】

10歳からゴルフをはじめ、アマチュア時代はナショナルチームで活躍し、2009年にプロ転向。QTを経て、2011年から国内女子ツアーに参戦している。13年には日本のプロテストにも合格した。15年までは賞金ランク100位以内に入れずに、目立った成績を残せないでいたが、16年に開花。「meijiカップ」で4位に入るなど安定した成績を残し、賞金ランク44位で自身初となるシード権を獲得した。

しかし、18年は賞金ランキング64位。19年も同131位と低迷。統合された2020-21シーズンに、トップ10に7度入るプレーを見せ、賞金ランク36位で3季ぶりにシード復帰を果たした。そして悲願達成は今年訪れた。2戦目の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」で、最終日に7バーディ、ノーボギーの「65」を叩き出し、4打差を逆転。大会記録となるトータル13アンダーで念願のツアー初優勝を達成した。

日本ツアー参戦12年目。今は流暢に日本語を話すが、来日当初は言葉もわからず、技術も通用しないことを痛感し、心が折れそうになったという。それでも諦めなかったのは、ツアー通算5勝の島袋美幸と、キャディー兼コーチの河野清子さんとの出会いがあったから。「いろいろと経験しながら、一番悪いところから上がってきたけど、無駄ではありませんでした」。次の目標は「メジャーで活躍すること」。これからも、自然体で上を目指す。

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