
カットラインに6打届かず予選落ち いま石川遼に何が起きているのか | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 宮本勝昌 -12 出水田大二郎 -12 星野陸也 -12 比嘉一貴 -12 古川雄大 -12 桂川有人 -12 7 田村光正 -11 J・デロスサントス -11 9 片山晋呉 -10 小田孔明 -10 順位の続きを見る
石川遼はバーディ合戦にまったくついていくことでできず、今季3試合で2度目の予選落ち(撮影:佐々木啓)
<ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 2日目◇22日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7071ヤード・パー71>
予選2日間を終えて、トータル12アンダーで6人が首位で並ぶバーディ合戦となった今大会。石川遼のバーディ数は2日間でたったの3つでトータル1オーバーの予選落ち。カットラインがトータル5アンダーなので、最低でも5つはバーディを獲らないと決勝には進めない状況で、ひとり我慢比べのようなゴルフではまったく戦えていなかったと言っていいだろう。いま石川に何が起こっているのか。
スイング改造前はティショットに不安を抱えていた。特にドライバーの安定感を欠き、ドライバーのネックに鉛を張って重心距離を調整するなど試行錯誤を重ねた。もともとフェアウェイウッドやロングアイアンで球を操るのが上手い石川は、ティショットでドライバーをあまり握らずにスコアメイクしてきた。しかし、セカンドでは距離が残るため、チャンスにつけるのは難しくなる。
スイング改造は道半ばだが、そのときと比べるとドライバーの安定感は格段に増している。今大会の2日間のフェアウェイキープ率は50%で123位タイと数字にはあらわれていないが、ナイスショットが少しだけ右のラフにかかるなど、林や隣のコースまで曲げるような大きなミスは少なかった。しっかり振ったときには、曲がり幅の少ない強いドローで飛距離も出ている。むしろ今はフェアウェイウッドよりもドライバーのほうが安定している印象すら受けた。
本人は「ドライバーを打ったほとんどのホールが良かったり、スイング的には収穫にはなっています。徐々に…」と言いかけて「まだまだかなと思います」と言い直した。
Follow @ssn_supersports