「おばあちゃんのために」 大里桃子が“予告”バーディで恩返し | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 西村優菜 -8 2 植竹希望 -7 3 渡邉彩香 -5 鈴木愛 -5 小倉彩愛 -5 イ・ミニョン -5 7 勝みなみ -4 竹山佳林 -4 吉田優利 -4 ペ・ソンウ -4 順位の続きを見る
つぎは予告V? 大里桃子は通算1アンダーで最終日へ(撮影:鈴木祥)
<KKT杯バンテリンレディス 2日目◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6499ヤード・パー72>
ジュニアのころ、ゴルフへの送り迎えをしてくれたのは“おばあちゃん”だった。地元熊本出身の大里桃子にとって、共働きの両親とともに支えてくれたのが父方の祖母だ。そんな祖母が2日目はコースで観戦。3年ぶりに有観客となった今年、成長した姿を見せることができた。
初日は地元の声援を受けながらも1オーバー・54位タイと出遅れたが、2日目は奮起。「おばあちゃんのために頑張ろう」と、78歳という高齢を考えれば、毎日は現地で観戦できない祖母に楽しんでもらいたい一心で、ある約束をした。
「あまり歩き回れないので、15番のグリーンで待っていてと言って。そこでバーディが獲れました」と、満面の笑みで予告バーディを振り返った。10番スタートから1バーディ・2ボギーで迎えた15番。指定したグリーンでバーディパットを沈めてみせた。続く16番はご愛嬌のボギーだが、そこから3つのバーディを奪い、トータル1アンダーの22位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。
前日は調子が上がらず、「夜、家でちょっと思いついて」と、スイングで“地面を蹴る”意識を強めて調子を取り戻した。ティショットが難しいこのコースでは思うようにいかない場面もあったが、なんとかパーを拾った。「落ち着いて2日間回れました」と、地元に勇気を与えるプレーを披露するため、最終日へと向かう。
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