阿久津未来也の初日単独首位を支えた“ゴッドハンド”と“同級生”の存在 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 阿久津未来也 -8 2 田村光正 -7 幡地隆寛 -7 芦沢宗臣 -7 片岡尚之 -7 蝉川泰果 -7 7 岩田寛 -6 木下稜介 -6 星野陸也 -6 亀代順哉 -6 順位の続きを見る
2週間前の開幕戦のアドバイスにより、今大会もパットがよく決まっている(撮影:米山聡明)
<関西オープン 初日◇14日◇よみうりカントリークラブ(兵庫県)◇7180ヤード・パー71>
スコアの伸ばし合いになった「関西オープン」初日。9バーディ、1ボギーの「63」をマークし、単独首位に立ったのが阿久津未来也だ。作新学院、日大とゴルフのエリートコースを歩んできた27歳で、5年前の今大会でツアーデビューを飾っている。
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ツアー初日に首位の座を獲得したのは自身初だが、一つ間違えれば棄権すらあったかもしれないという。この日の朝、ドライビングレンジで練習をしていると、いきなり左サイドの横隔膜当たりに激痛が走った。たまたま近くにいた日本ゴルフツアー機構のオフィシャルトレーナーであり、ツアーフィットネスカーを運営する株式会社プレジャーの成瀬克弘氏が近くにいたため、事情を説明すると、急きょマッサージが始まった。深く息を吸ったところで横隔膜あたりを揉んだり、左の太モモやスネにアイアンのシャフトを当て、上下するなど応急処置を行った。
「正直な話、治療を受けているときは、思い切りデカイ声を出しそうなぐらいの痛さでしたよ」と阿久津。しかし、その甲斐あって、スタート時には痛みが気になることがなく、いつものスイングができたという。まさに“男子ツアーのゴッドハンド”ともいえる成瀬氏の施術。念のため痛み止めを服用したが、それ以降は一錠も飲むことなく、18ホールを完走できた。
痛みが解消されてこの日のショットはかなり良かったが、ビッグスコアを出すにはパットが決まらなければ意味がない。この日のパット数を見ると、なんと24パットで2位になっている。
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