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マレットユーザーが増えるPGAツアー選手の要望で起きた『ファントムX』の大変化

左が19年5月に誕生した初代、右が22年4月発売の新『ファントムX 』。違いはタッチの出しやすさあり!

4月23日に発売される新しいスコッティ・キャメロン『ファントムX』シリーズに関して、アクシネットジャパンインクが興味深い“前作との変化”について語っている。

▶▶▶スコッティ・キャメロン『New ファントムX』シリーズ、4月23日デビュー

「ファントムXシリーズは3代目となりますが、初代の黒いフェースから新作はシルバーへ変化が感じ取れるかと思います。これは色の変更だけでなく、アルミからソフトステンレスへと素材が変更されており、ウィングが付いて大MOIで寛容性を求める『12』のみ黒いアルミフェースのままで、それ以外がシルバーのソフトステンレス製となります」(同社広報)

ステンレスより軽いアルミフェースの方が、周辺重量配分でMOIが上がるはず。どうして初代よりMOIが落ちる方向へとシフトしたのか。

「ご存知の通り、スコッティ・キャメロンは市販品に加えツアーオンリーも選手に供給していますが、特に近年マレット型への移行がPGAツアーで進む中、【ソフトステンレスのフェースが最もフィーリングが良く、タッチを合わせられる】と共通意見が出たことです。複雑な傾斜で高速グリーンも多い中、選手のプライオリティはタッチなのです」(同)

『プロV1』ボールが常時70%超のツアー使用率を誇る中、ブレード型だけでなく、増えるマレット型を好む選手も、ソフトステンレスフェースと『プロV1』ボールからなる【タッチの出しやすさ】を重視していたのだった。

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