稲見萌寧「久しぶりな感じ」 “思い出の地”で今季自己ベスト2位タイ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 上田桃子 -9 2 福山恵梨 -6 沖せいら -6 稲見萌寧 -6 西郷真央 -6 6 大山志保 -5 藤本麻子 -5 岸部桃子 -5 大里桃子 -5 高橋彩華 -5 順位の続きを見る
仲良しふたりとのラウンドも好プレーを後押しした(手前から稲見萌寧、臼井麗香、勝みなみ)(撮影:佐々木啓)
<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇10日◇石坂GC(埼玉県)◇6475ヤード・パー72>
昨季女王が思い出の地で復活の兆しを見せた。昨年大会覇者で、今大会のコースで開催された2019年の「センチュリー21レディス」でツアー初優勝を挙げた稲見萌寧が、トータル6アンダー・2位タイで大会を終えた。
1番パー5で2オンに成功し、ピン横4メートルを沈めてイーグル発進。「風が吹くタイミングとかの運によるもので、悪いボギーではなかった」とその後4つのボギーを叩いたが、それを上回る5つのバーディを奪取。大学の先輩である「れいちぇる」こと臼井麗香、勝みなみと同組で「きのうの夜からテンションが上がっていました。ジュニアのときのような感覚でラウンドできました」と気持ちも楽にプレーできた。また稲見の好プレーにはギャラリーからも大声援が送られ、「久しぶりな感じでした」と、楽しみながら終えることができた最終日だった。
今季開幕戦から「不安」、「自信がない」とネガティブな言葉を多く口にしていたが、今大会では笑顔をみせることも多くあった。自身初の大会連覇には届かなかったが、「久しぶりに上位で、バーディも獲れてよかったです」と、安どした。
それでも「まだ(いい結果を)1週しか出していないので…」と、不安な気持ちは完全にぬぐえたわけではない。「この調子をなるべく続けられるように頑張りたいです」。再来週にはディフェンディングチャンピオンとして迎える「フジサンケイレディス」が控えている。しっかりと自信を持って挑めるように、まずは来週の熊本戦を見据えた。(文・笠井あかり)
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