平均飛距離300Yが武器 “出世大会”で初優勝を遂げた副田裕斗は覚醒前夜【ABEMAツアー開幕戦】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 副田裕斗 -15 2 原敏之 -14 3 小西貴紀 -13 勝俣陵 -13 5 古川龍之介 -10 安森一貴 -10 7 篠優希 -9 日高将史 -9 9 伊藤有志 -8 黒川逸輝 -8 順位の続きを見る
ツアー屈指の飛ばし屋の副田裕斗が悲願の初優勝(写真提供・JGTO)
<Novil Cup 最終日◇8日◇Jクラシックゴルフクラブ(徳島県)◇7221ヤード・パー72>
初優勝を狙う3人の中で抜け出したのは長距離砲の27歳だった。国内男子下部のABEMAツアー「Novil Cup」最終日。首位と1打差の2位タイから出た副田裕斗(そえだ・ゆうと)が6バーディ・2ボギーの「68」で回り、トータル15アンダー。単独首位で出た勝俣稜、2位タイの原敏之を振り切り、逆転でABEMAツアー初優勝を遂げた。
3日間60台を並べた副田裕斗。「今週は落ち着いてゴルフができました。周りの選手のスコアを気にしながら自分のスコアを落とすことなく、よいショット、よいパットができたと思います。めちゃめちゃ緊張してプレーしていました」と優勝争いの重圧から解放されて笑顔がはじけた。
鹿島学園高校3年時の2012年12月にプロ転向した副田。身長180センチ、体重84キロと恵まれた体格から放たれる飛距離が持ち味。19試合に出場した2020-21シーズンのレギュラーツアーでは予選通過7回。「日本ゴルフツアー選手権」の26位タイが最高で、賞金ランキング100位と結果を残せなかったが、それでもドライビングディスタンスは300.00ヤードで8位。ツアー屈指の飛ばし屋である。
プロ転向すぐから飛距離は注目されていた。これまでABEMAツアーで2位3回など、何度も優勝争いを経験。昨季最終戦の「ディライトワークス JGTO ファイナル」では単独首位で最終日を迎えながら、「72」と伸ばせず9位タイに終わった。悲願の初優勝に「自分の中では遅かったと思う。早く2勝目、3勝目ができるようにこれからも頑張りたい」とプロ9年目の遅すぎた初優勝を今後の弾みにする。
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