• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 元ジュニアナンバー1の逆襲  極度のドライバー不振を脱却した篠優希 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

元ジュニアナンバー1の逆襲  極度のドライバー不振を脱却した篠優希 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

篠優希、今年はやります!(撮影:ALBA)

Novil Cup 事前情報◇5日◇JクラシックGC(徳島県)◇7221ヤード・パー72>

国内男子の下部にあたるABEMAツアー開幕戦「Novil Cup2022」が明日6日に開幕する。注目選手の一人が篠優希。プロとしてレギュラーツアー2試合目の出場となった国内男子開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で9位タイに入った。2015年の「日本ジュニア」を制してジュニアナンバー1の称号を手にしながら、極度のドライバー不振に陥る。プロ転向後はなかなかひのき舞台に立てずにいたが、ドライバー不振を乗り越えて今季は存在感を示す。

松山英樹・金谷拓実・中島啓太の貴重な3ショット【写真】

ツアーの出場権をかけた昨年末のファイナルQTで4位に入り、前半戦の出場権を獲得。「目標はトップ10だったので、よかったです」。東建ホームメイトカップではツアーデビュー戦となった19年の「日本プロゴルフ選手権」以来のレギュラーツアーで、4日間戦い抜いて満足感を漂わせた。

篠の持ち味はパッティング。「ボギーを打たないようにピンばかり狙わず、グリーンを広く使いました。グリーンに乗ってミドルパットが入ればいいぐらいの感覚でした」。ピンを狙ってピンの近いサイドに外すと寄せるのが難しい状況になりやすく、ボギーになりやすい。ボギーを減らすためには、グリーンに乗せることを優先し、得意のパッティングで少し長めの距離を沈める作戦。4日間のパーキープ率は4位(88.889パーセント)、平均パット数は12位(1.7174)と持ち味を生かしたマネジメントが奏功して、レギュラーツアーで初めて賞金を獲得した。

篠は女子プロでいう黄金世代の1学年上の1997年生まれ。今月9日に25歳の誕生日を迎える。15年の日本ジュニアは最終日に「66」をマークして7打差逆転優勝。ツアーで活躍する金谷拓実や石坂友宏、清水大成、小斉平優和らを抑えて頂点に立った。

関連記事