世界アマ1位が挑むマスターズ 印象的な試合は「松山さんの優勝」&「アダム・スコットのプレーオフ」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
憧れのマスターズに出場する中島啓太(写真はソニー・オープン・イン・ハワイ)(撮影:GettyImages)
4月7日に開幕する海外メジャー「マスターズ」まで1カ月を切った。昨年11月の「アジアパシフィックアマチュア選手権」を制して、日本人アマとして松山英樹、金谷拓実に続く3人目のマスターズ切符をつかんだ中島啓太は、世界アマチュアランキング1位を引っ提げて挑む。
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「いままでは観戦するものだと思っていたが、実際に出場するとなって、不思議な感覚です」。3月末に控えた出国に先立ち、リモート会見を開いた中島は、マスターズに対してひと際特別な気持ちを感じている。
マスターズは1934年から開催されており、その歴史は長い。その中でも中島が印象に残っている大会は、昨年アジア人初となるマスターズ制覇そして日本人男子初となる4大メジャー制覇を成し遂げた「松山(英樹)さんの優勝」。そしてもうひとつは「アダム・スコットのプレーオフ」だという。13歳の中島は、雨のなかアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)との3ホールに渡るプレーオフを制してメジャー初制覇を遂げたアダム・スコット(オーストラリア)の勇姿をみた。このときから「歴史に残る優勝シーンはマスターズだと思います」とマスターズに対する憧れを抱いてきた。
米ツアー参戦は「ZOZOチャンピオンシップ」、「ソニー・オープン・イン・ハワイ」に続き、マスターズで3回目。そして奇しくもその2試合を制しているのは、松山だ。中島はその強さを、近い位置でしっかりと目に焼き付けている。
11年にマスターズに初出場してローアマを獲得した松山のように、中島にも初出場でのローアマ獲得に期待がかかる。「出場が決まってからたくさん応援をいただいてます」。そしてこう続ける。「ローアマだったり結果的な目標を立てるのも大事だと思いますが、しっかり自分を信じて、支えてくれているチームを信じて、諦めずにプレーできたら目標は達成できるかなと思います」。まずは自分の力を100%出し切りたいと語った。
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