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激しい吐き気でドライバーが振れない! 救急車到着までの6時間、周りの人間はどうしていた?【心筋梗塞からのフルスイング】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

心筋梗塞から完全復活した山崎泰宏が、山口で元気な姿を見せ今季3勝目を挙げた(撮影:近澤幸司)

生きているのさえ不思議と言われる深刻レベルの心筋梗塞に見舞われながら、プロスポーツ選手として奇跡の復活を遂げたドラコンプロの山崎泰宏は、「これで本当の復活をすることができた」という感慨に浸っていた。ドラコン大会シリーズのJLDC日本ロングドライブ選手権予選会の開幕戦、山口大会初日の3月12日、山崎はいきなりマスターズ(45歳以上)部門で2連勝を果たしたのだ。

ドラコンプロ・山崎泰宏52歳、ヘッドスピード65m/s超えのフルスイング!【動画】

この日、表彰式のMCを務めたプロ仲間のLDJ(Long Drivers of Japan)の高橋健代表は「マスターズデビジョン2連覇は山崎泰宏。完全復活ですね」とアナウンスし、一年前に見舞われた死の淵からの山崎の生還とドラコンプロとして完全復帰を、ドラコン仲間たちとともに、彼らなりのやり方で祝ったのである。

山崎自身、ドラコンプロとしての復帰は半年前に果たしていたが、突然の病に倒れ生死を彷徨ったこの山口での大会をもってして、自らの完全復活としようと考えていた。2連勝という結果で終えることが出来たことは、生きて帰れたことの実感を山崎により深くさせたのだった。

その一年前のこの大会で、山崎泰宏にどんな悲惨が襲ったのかを振り返る。

去年の山口大会1戦目は4月24日土曜日に行われた。山崎は、朝の7時に風呂にで湯舟に浸かって間もなくして、これまでの人生で味わったことのない体の異変に襲われることになる。

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