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出産後もプレーする「さくらはすごい!」 宮里藍が語る世界のゴルフ、ママさんゴルファー | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

JGFのイベントに登場した宮里藍 いまもツアーで奮起する盟友にエールを送った(撮影:ALBA)

2017年限りで現役を引退した元世界ランキング1位の宮里藍は、昨年12月に第一子となる女児を出産。12日に行われたジャパンゴルフフェアでは、出産後初の公の場に登場し、取材に応じた。

貴重! JK時代の藍とさくら【写真】

現在は育児がメインの生活で、今年に入って「9カ月ぶりに練習場でボールを打てた」と自身でクラブを握る機会はめっきりと減った。それでも米国女子ツアーのテレビ中継は見ているという。「本当に飛ぶ時代なので、自分がやっていたときとは景色が違う。狭いエリアにピンが振ってあっても、そこに止めてくる。すごい時代になった」。宮里自身も米国女子を主戦場とし、2010年には世界ランキング1位の座についた経験がある。画面を通しても当時とは世界が変わり、パワーゴルフ全盛になっているという。

そんな時代でも昨年は笹生優花と畑岡奈紗が「全米女子オープン」で1、2フィニッシュ。東京五輪では稲見萌寧が銀メダル獲得と、世界の舞台で日本勢の活躍が目立った。「うれしいのひと言。シブコちゃん(渋野日向子)の活躍も大きかったけど、日本人でもメジャーが取れる、という風に(世界へ挑戦する)若い子が増えていくのがすごい楽しみです」と今後さらに世界と戦う日本勢へ期待した。

また、東京五輪は現地に訪れていた。「新しいゴルフの歴史が増えていくのかなと、肌で感じていて、萌寧ちゃんがメダルを取ったので、いいなと思う選手も増えると思うし、五輪の位置付けが変わると思います」と、大会の盛り上がりを肌で感じ、5大メジャー競技だけでなく選手が目指す大きな舞台になると語った。

国内女子ツアーに目を移すと、昨年は若林舞衣子が出産後ツアーに復帰して“ママさんV”を遂げ、宮里と同じ年の横峯さくらも出産後、QTを突破して今でも永久シードを目指して一線で戦っている。出産を経験した宮里は「自分が当事者になって、本当にすごいことをやっているんだなと、身をもって感じています。うれしいですよね。プロとしてやるのは難しいしハードルは高いと思いますが、若い選手にはチャレンジしてもらいたい。かっこいいと思います」と話した。

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