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無名の女子高生が海外メジャー参戦も驚きはなかった【高校ゴルフ部監督回顧録】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

下部ツアーではベストアマ獲得経験もある小暮千広の今後に注目(撮影:上山敬太)

プロゴルファーの原点ともいえるのが高校時代。多くの選手を輩出する名門高校のゴルフ部監督は、その原点を知っている。今では語られない、知られざるエピソードも数多い。高校ゴルフ部監督の回顧録をお届け。今回は水城高校(茨城県)を40年率いた後、現在は明秀学園日立高校(茨城県)ゴルフ部の総監督を務める石井貢氏。無名ながら海外メジャーに出場した小暮千広。世間では話題となったが、石井氏には驚きはなかったという。(取材・文/山西英希)

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■もともとゴルフに対するポテンシャルは高い

歴史は浅いながらも近年は全国大会の常連になるなど成長著しい明秀学園日立高校のゴルフ部。小滝水音、高久みなみ、そしてルーキーの佐藤心結を輩出しているが、同部の総監督を務める石井貢氏は、昨年のプロテストこそ合格ならなかったものの今春卒業した小暮千広も印象に残っている選手という。

笹生優花と畑岡奈紗とのプレーオフに沸いた昨年の「全米女子オープン」。その大会に無名の女子高生も参加していたことをご存知だろうか。同大会の日本地区最終予選にはプロとアマチュア合わせて102人が参加し、1日36ホールの長丁場で競った。最終的にプレーオフにもつれ、5人という狭き門を突破して最後のイスに座ったのは当時、明秀学園日立高校のゴルフ部に所属していた小暮千広だった。

それまでの主な成績といえば、高校2年だった2020年12月に行われた「関東高校ゴルフ選手権冬季大会」での2位があるぐらい。そんな選手が、いきなり海外メジャーの出場権を勝ち取ったのだ。多くのプロを退けてつかんだ切符だが、石井氏はその結果に驚かなかったという。

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