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不調を切り開いた“去年の自分” 西村優菜が見せた対応力 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 黄アルム -8 2 渡邉彩香 -7 3 西山ゆかり -5 濱田茉優 -5 堀琴音 -5 6 笠りつ子 -4 申ジエ -4 テレサ・ルー -4 西村優菜 -4 10 藤田さいき -3 順位の続きを見る

西村優菜はニューパターで浮上

西村優菜はニューパターで浮上(撮影:鈴木祥)

ダイキンオーキッドレディス 2日目◇4日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>

このオフにこれまでの80%の力でのスイングから100%に近いフルスイングで飛距離アップを狙った西村優菜。だが、いざ開幕戦を迎えると「ドライバーが荒れた」と初日はフェアウェイキープできたのはわずかに6回。昨季フェアウェイキープ率7位に入った持ち味の安定感が消えてしまった。

西村優菜のクラブセッティングを接写

ここで西村はすぐに決断する。「きょうは距離を求めずに80%で打とう」。すぐさま去年までのスタイルに戻した。すると安定感がグンと上昇、2日目にフェアウェイを外したのは1度だけと正確性を武器に「69」をマーク。トータル4アンダーの6位タイに大きく浮上した。

同組の稲見萌寧、西郷真央にどれだけ置いていかれても気にしない。「(ほかのふたり)めちゃくちゃ飛ばしていました(笑)。今日のほうがすごく置いて行かれたけどそれはしょうがない」。それが西村の戦い方だ。「もともと持っているパワーもゴルフスタイルも違う。気にならないというか、慣れちゃいました。自分のゴルフスタイルは変わらないからできる範囲内でうまくなっていかないといけない」。言葉通り、2人を上回る順位でフィニッシュ。まさに上がってナンボだ。

もちろん、フルスイングを捨てたわけではない。「しっかり振った時にまっすぐ打てるように練習しないといけません」と調整は続けるが、現段階では、という話。この使い分けができるようになれば、さらに戦い方に幅が出てくる。

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