稲見萌寧が重視するのは「ボールとの相性」 長年愛用していた1Wのシャフトを変更 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
稲見萌寧がドライバーのシャフトを替えた(撮影:福田文平)
<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇2日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
あすから始まる2022年の国内女子ツアー。昨シーズン賞金女王に輝いた稲見萌寧は、「思うようなオフが過ごせなかったから不安」と弱気な言葉を吐いた。今シーズンも開幕戦から好成績を積み重ねたいところだが、スイングの完成度は「30〜40%」。シーズン中でも練習を積み重ね、モチベーションを保っていく稲見にとって後悔の残るオフとなってしまった。
しかし開幕前日の練習ラウンドでは、ドライバーショットの精度の高さを見せつけている。アウトコース9ホールをラウンドし、そのフェアウェイキープ率は100%。クラブ契約フリーの稲見が選んだ今シーズンのドライバーは、昨季9勝の相棒から変わらず、キャロウェイの『マーベリックサブゼロ』だ。
オフには「さまざまなクラブを試した」と明かしたが、クラブを選ぶ際に最も重視するのが“ボールとの相性”。タイガー・ウッズの使用ボールとしても知られる、ブリヂストンゴルフ『TOUR B XS』 を使用する稲見は「球がねじれないのがいいんです。素直に思った通りのボールが出てくれます」と愛用している。「そのボールに合うクラブを選びたい。(試したクラブは)クラブが合わないというよりも、ボールとの相性が合わないのかなって」と独自の視点を展開した。
とはいえ、そのドライバーをよく見ると変更点がある。シャフトを長年愛用していた『The [フジクラ]()の担当者はこう話す。「(NXにして)球が強くなりましたね。もちろん飛距離も出るようになりましたが、それ以上に風に対しての強さを感じました」。その言葉どおり、風が強く吹く沖縄の地で、練習ラウンドからその力を発揮しているように思える。
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