オークランドヒルズCCのクラブハウス焼失 火災原因はプロパンガスか? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
オークランドヒルズCCのクラブハウスが炎上 歴史ある木造建築はそのほとんどが焼失した(撮影:GettyImages)
2月17日、米ミシガン州デトロイト近郊の名門、オークランドヒルズCCのクラブハウスが炎上。1922年に建てられた歴史ある木造二階建ての白く美しい建物は瞬く間に火に包まれ、そのほとんどの部分を消失した。幸いにもケガ人はいなかった。
その出火原因を調査していた地元消防局は、プロパンガスのタンクが2つ発見されたと発表した。最初の出火場所はクラブハウス裏側の壁付近で、この部分は現在工事が行われていた。地元紙によると、現場で働いていた工事人がプロパンガスのヒーターやたいまつを使用していたという。
オークランドヒルズCCは1916年に開場。これまで6度の「全米オープン」を開催し、1951年にはベン・ホーガン(米国)が勝利を挙げた。過去3度開催された「全米プロ選手権」では1972年にゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)が制した。
ゴルフ界のレジェンド、ジャック・ニクラスと故アーノルド・パーマー(ともに米国)も同コースで開催された「全米シニアオープン」で優勝を果たしている。2004年の「ライダーカップ」では欧州チームが勝利し、2008年の全米プロではパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がメジャー3勝目を挙げた。
同クラブは2つのコースを所有し、より有名なサウスコースは1200万ドル(約13億8000万円)をかけた改造プロジェクトを開始している。2031年、42年には「全米女子オープン」開催が決定している。同クラブは「クラブハウスは再建する」とした。(文・武川玲子=米国在住)
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