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グランドスラムを達成しているジュリ・インクスター 米ゴルフ協会最高栄誉の“ボブ・ジョーンズ賞”を授与 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

61歳のレジェンド、ジュリ・インクスターが米ゴルフの栄誉賞を受賞(撮影:GettyImages)

全米ゴルフ協会(USGA)は現地時間18日、2022年の「ボブ・ジョーンズ賞」の受賞者にジュリ・インクスター(米国)を選定したと発表した。

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米ゴルフの英雄として称えられている故ボビー・ジョーンズの名を取って1995年に制定されたこの賞は、米国ゴルフ協会が与える最高の栄誉賞。ゴルフにおける卓越したスポーツマンシップが評価される。過去には故アーノルド・パーマーや「ゴルフの帝王」と呼ばれるジャック・ニクラス(米国)などが受賞し、女性ゴルファーとしてはナンシー・ロペス(米国)やパク・セリ(韓国)が選ばれている。

インクスターは「ボブ・ジョーンズはゴルフ界のレジェンド。そして他の素晴らしいプレーヤーに並んでトロフィーに名前を刻むことはとても恐れ多いわ」と謙虚な姿勢で会見に臨んだ。メジャー7勝を含む通算31勝を挙げキャリアグランドスラムを達成しているインクスターは、自身の最大の功績を聞かれると「ソルハイムカップのキャプテンになれたこと。全米女子アマで3連覇できたこと。さらに全米女子オープンで2度優勝できたこと」とコメントした。

90年に第一子を出産し、2人の子供を持つインクスターは母親になっても向上心を持ちながらプレーをし続け、ママさんゴルファーとしてメジャー大会を制した。「メジャー大会というよりも、子供の前で優勝できたことがとても誇らしかった」と子供からエネルギーをもらいながら、ゴルファーとして長くプレーに励んできた。その姿は米国のみならず多くの女子プロゴルファーのロールモデルとされ、キム・ハヌル(韓国)も憧れの選手の1人に挙げている。

61歳になったいまでも年間数試合に出場し、いまだ現役。最近は指導者としてもその手腕に注目が集まり、女子大学ゴルファーの中でトップランクの選手に贈られる、自身の名が付いた「ジュリ・インクスター・シニア・アワード」も創設されている。

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