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“レイチェル”臼井麗香の飛ばしテク 『前後』と『上下』のチカラで左後ろへジャンプ!【モリモリさんのスイング談義】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

バックスイングで前に出した左ヒザを、左後ろにジャンプするように伸ばしていく(撮影:佐々木啓)

“レイチェル”の愛称で女子ツアーでも人気が高い臼井麗香。昨シーズンは国内メジャーの「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」や「大東建託・いい部屋ネットレディス」で2位タイに入るなど、優勝争いを何度か経験し、メルセデス・ランキング44位で初シードを獲得した。そんな臼井のスイングを、堀琴音らを指導する“モリモリさん”こと森守洋氏に解説してもらおう。
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左右の動きは少なめ 正面からも臼井麗香のスイングを見てみよう!【連続写真】

臼井プロのスイングの特徴は何といっても横への重心移動が少ないこと。下半身の動きを見てもらえばわかりますが、左右への移動がほとんどみられません。体を『左右』ではなく『前後』と『上下』のチカラを使い飛距離を出しています。

バックスイングでは右足への重心移動は非常に少なく、左ヒザを前へ出すことによりその場で骨盤が旋回していきます。切り返しに入っても左への骨盤のスライド、バンプ動作は非常に少なく、その場で一気に旋回。このとき、バックスイングで前に出して曲がった左ヒザを一気に伸展していきます。左ヒザが伸びるということは、左足裏でしっかり地面を押せているということ。つまり地面反力を使っているのです。

例えば、みなさんが「その場で左後ろに向かってジャンプしてください」と言われたら、おそらく少し沈みながら右に回転して飛ぶ準備をして、地面を踏んで一気に左後ろへ飛びますよね。臼井プロのスイングはまさにその体の使い方。左右に重心移動しているようにも見えませんし、大きく振っているようにも見えません。非常に効率のいい体の使い方です。

ただし、しっかり地面を踏んでその場ジャンプしようとしますと普通は上体も伸び上がりやすいのですが、そうならないのが臼井プロのスイングの優れたところ。上体は伸び上がるどころか、逆にしっかりフタをするかのように動くので、前傾角度が変わらないのです。

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