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「海外でやらないとうまくならない」 成長著しい木下稜介が世界で感じたこと | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

海外を経験すればうまくなると話す木下稜介(写真・Asian Tour)

2021年にマスターズを制した松山英樹。21歳から米国を主戦場とし、進化を遂げながら何度も優勝を挙げて世界のトップ選手の地位を築いた。2009年にマスターズで4位に入った片山晋呉は、若手はどんどん世界に出ることを提言している。世界のトップランカーが集まった今年2月の「PIFサウジインターナショナル」で8位タイに入った木下稜介も、海外で戦うことの大切さを感じている。海外には何があるのだろうか。

■同じフィールドに立つことに意味がある

これぞ世界の技! 松山英樹が選んだベストショット【動画】

松山英樹、石川遼と同世代の1991年生まれの木下。昨季、国内男子ツアーで2勝を挙げ、キャリアハイの賞金ランキング3位に入った。昨年は「全英オープン」(59位タイ)と「WGC−フェデックスセントジュード招待」(43位タイ)と初めて世界のトップ選手が集まるフィールドに立った。「トップ選手のレベルはヤバイです」とレベルの違いを肌で感じた。将来は「世界最高峰の米国男子ツアー参戦」、「マスターズ優勝」を目標に掲げている。それを達成するために海外経験が不可欠。今季は「積極的に海外に挑戦する」と公言している。

今年に入ってその格好の舞台となったのが2月に行われたアジアンツアーの「PIFサウジインターナショナル」。賞金総額は500万ドル(約5億7000万円)に設定され、ダスティン・ジョンソンブライソン・デシャンボーら世界ランキング(WR)50位以内の選手が21人も出場。米国男子ツアーさながらのフィールドとなった。

「そこに出ることに意味があると思います」。WR300位以内のカテゴリーで出場権が発生して、WR78位の木下は迷いなく出場。トップ選手と渡り合って8位タイに入った。「同じフィールドで世界のトップ選手が出ている中で、練習やプレーを生で見るのってすごい大事だと思っています。僕は半分勉強する気持ちで海外の試合に出ています」。トップ選手と一緒にプレーをして経験を積み、自信を得ることができる。加えて練習場も含めてトップ選手の行動から吸収できるものがあるという。

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