土曜日の“地鳴り”も歓迎 ジョン・ラームが「故郷」で悲願に向け好スタート | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 2 李京勲 -6 3 A・ハドウィン -5 H・ヒッグス -5 S・スターリングス -5 B・ケプカ -5 7 J・トーマス -4 C・ホフマン -4 X・シャウフェレ -4 B・ワトソン -4 K・キスナー -4 順位の続きを見る
ジョン・ラームが「故郷」での優勝に近づいていく(撮影:岩本芳弘)
<ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン 初日◇10日◇TPCスコッツデール スタジアムC(米アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
会場からほど近いアリゾナ州立大出身のジョン・ラーム(スペイン)は、“第二の故郷”で迎える大会の初日を終えごきげんだ。4アンダーの暫定7位タイという結果に、「とても堅実なゴルフができた。特にティショットは素晴らしいものが続いた」と頬もゆるむ。
“おらが村”から飛び出した世界ランク1位のスターに対しては、やはり地元ギャラリーの声援も熱い。高いスタンドが囲むようにそびえ、多くの観衆が集まる名物ホールの16番パー3なら、なおさら。「きょうはそこまでではなかったけど、土曜日になったらショット中でも声は止まないだろうね。でもそれが正しいことなんだ」。地鳴りのような声援を受け入れる心の準備はできている。出身校のジャージを着てプレーすることは? という質問も出たが、「おそらく出ることはない。着たくないということはないんだけど、スポンサーとの兼ね合いがあるから」と笑う。
ここまで6回出場し、すべてトップ20に入っている得意大会だが、まだ優勝は手にしていない。ここで勝つということは、ラームのキャリアにおいて特別なできごとになる。「ここは故郷のようなもの。この大会はとても重要で、絶対に勝ちたい試合の1つなんだ」。そして今年も“7度目の正直”へ、再びチャンスが訪れそうな気配が漂う。
まずは会場のボルテージがさらに高まる週末まで、しっかりと優勝が狙える位置につけておきたい。「希望を持ってここを後にできる。明日に期待したい」。本人、そして地元ファンに共通する“希望”を現実のものにできるか。
Follow @ssn_supersports