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「まずは監督から」トップジュニアと接触する際の暗黙の了解【アマチュア担当に聞く】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

渋野日向子、久常涼らを輩出した岡山県の作陽高校ゴルフ部の練習風景(撮影:佐々木啓)

『将を射んと欲すればまず馬を射よ』のことわざにあるように、優秀な学生を個人モニターとしてサポートしたいアマチュア担当者は、その選手に対して最も影響力がある彼らの学校のゴルフ部の監督のところに行くという。選手獲得や情報収集に欠かせないとされる『監督詣で』の実態とは。

渋野日向子の母校、作陽高校の“マン振り”練習とは?【写真】

メーカーのアマチュア担当者たちの間でのマナーというか不文律として、コレと目を付けたモニター候補の選手にいきなり声を掛けることは、まずしないという。候補選手が中学生なら保護者に、高校・大学生ならゴルフ部の監督に最初に声を掛けるのだ。

「アマチュア担当者が高校生や大学生のモニターサポート候補選手に接触する場合、選手はゴルフ部を単位として動くので、個人的にサポートをしたい選手がいたとしても、まず監督さんに話を通し、この選手をメーカーとしてサポートをしたいのですが、いかがですかと、きちんとお伺いを立てて、それで監督さんから了承をして貰えたら、そこからサポートが始まります」(ブリヂストンスポーツ・アマチュア担当:以下同)

監督に『伺いを立てる』のは、単に挨拶をするという以上の意味を持つ。担当者がモニター候補選手に目をつける場合、当然のことながら強い選手、上手い選手に目が行きがちだ。そんなときに、この選手をサポートすることに問題はないかということに関して、監督の判断に伺いを立てるわけだ。

「日頃から選手に接している監督さんは、プレーや成績だけではなく、生活態度や協調性などを客観的な目で見ておられるので、例えば、この選手に今サポートの話をすると勘違いをしてダメになるから、しばらく待ってくれないかみたいなことを言われることもありますね」

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