
国民的人気クラブの12代目、一番の特長をテープで隠したらヘッドスピードは落ちるのか | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
『飛びの翼』と呼ばれるヘッド上部の突起をテープで隠して、ヘッドスピードを比較(撮影:山代厚男)
2000年に“初代”が発売されて以来、「国民的人気クラブ」と呼ばれる『[『ゼクシオ12』と『ゼクシオX』の違いは?【写真】]()
最新の[ゼクシオ]()X』の2機種あるが、どちらにも『飛びの翼』が搭載されている。これで空気の流れをコントロールすることで、ヘッドスピードを上げる効果がある、といわれる。しかし、空力という目に見えない性能だけに、本当にその効果があるのか、疑わしいところも。
そこで、ギアコーチの筒康博氏が、この突起部分にテープを貼ってヘッドスピードが変わるかをチェック。「想像以上に空力が効いていることが分かりました。総重量がほとんど変わらないよう、1グラム未満のテープを使いましたが、まるで別モノのクラブになったように振り心地が悪くなりました」と、筒氏は驚く。
実際にヘッドスピードを測ってみると、『[ゼクシオ]()X』では44.1m/sから42.2m/sに、どちらも約2m/sも下がってしまった。ヘッドスピードが2m/s遅くなると、単純計算で飛距離は10ヤード以上落ちる。
ちなみに1グラム未満とはいえ、重さがヘッドスピードに影響した可能性もあるので、翼を隠さずにソールにテープを貼り替えてみると、「何も貼らないヘッドと比較して、ヘッドスピードは落ちませんでした。やはりこの翼による空力性能が確実に存在するといえます」と筒氏。
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