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サウジと組んだアジアンツアー R&Aが賞金王の全英出場資格を削除 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

全英オープンの出場資格から「アジアンツアー賞金王」のカテゴリーが消えることに(撮影:GettyImages)

アジアンツアーの賞金王が22年から「全英オープン」の出場資格を得ないことになった。R&Aが正式に発表した。

クラレット・ジャグを手に笑顔のコリン・モリカワ【写真】

「出場資格の見直しは、大会コミッティーが注意深く定期的に行うもの」とR&Aは文書でコメントを発表。しかしながら、サウジアラビアの政府系投資ファンドが過半数の株を所有する“リブ・ゴルフ・インベストメント”がアジアツアーに2億ドル(約226億円)以上を投資しており、22年から10年間、“10イベントシリーズ”としてアジア、中東などの世界中で開催することへのR&Aの意思表示とみられている。

一方で予選会を兼ねた大会はアジアンツアーでも続行。「ニュージーランドオープン」(3月31日から4月3日・ミルブロックリゾート)が初めて予選会に加わり、資格を持たない上位3名が出場権を獲得する。日本とアジアンツアーの共同主管大会「SMBCシンガポールオープン」(1月20〜23日)、「コロン韓国オープン」(6月23〜26日)も上位2名が出場権を得る。

しかし、賞金王が出場権を得られないことには「アジアンツアーのメンバーは驚き、とてもがっかりしている」と同ツアーは発表。

「アジアンツアーから1名の出場枠を削るという決定は理論的な根拠がなく、長期的にみてアジア太平洋地域でのゴルフの発展に良いことだとは思えない」と反発。同ツアーの選手理事会はR&Aに再考を求めるとした。

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