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「来年は米国のツアーカードを取りたい」 金谷拓実は賞金ランク2位に滑り込み、世界トップ50入りへ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 谷原秀人 -12 2 宮里優作 -10 3 金谷拓実 -9 4 池村寛世 -8 堀川未来夢 -8 6 星野陸也 -7 7 S・ビンセント -6 8 岩田寛 -5 J・パグンサン -5 稲森佑貴 -5 順位の続きを見る

有言実行の5バーディ 金谷拓実がマスターズ出場濃厚に

有言実行の5バーディ 金谷拓実がマスターズ出場濃厚に(撮影:上山敬太)

ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇5日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>

「優勝は厳しい状態でしたが、最後まで自分のベストを尽くして、最後にいいショットを打ててよかったです」

誇らしげに優勝カップを掲げる谷原秀人【写真】

名物ホールの18番パー3、金谷拓実の2021年最後のショットは、ピンの奥に着地し、そこから強い傾斜をコロコロと転がり、ピンの右手前1メートルにつけるスーパーショット。奥から強烈な受けグリーンの18番は「ピンの手前に止める。グリーンに乗らなくてもいい」というのが鉄則だが、果敢に攻めて値千金のバーディを奪った。このバーディで単独3位に入り、賞金ランキングは2位に浮上。世界ランキングも54位から50位以内に入ることが濃厚となって、来年の「マスターズ」出場権をグッと手繰り寄せた。

賞金ランキング3位で迎えた今大会。逆転で賞金王を獲るには優勝しかなかった。最終日は首位と6打差の7位タイと、逆転優勝にわずかな望みをつないで出た。「トップとの差もあったし、とにかく自分のベストを尽くして、どんどんバーディを取ろうと思った」。前半は5番、6番でバーディを奪って折り返す。後半の12番パー3で3パットのボギーで後退したが、14番、16番で伸ばす。そして果敢に攻めた18番でバーディチャンスにつけると、「最後はマスターズだったりを意識しながらのパット。決められてよかった」と、いろいろな思いを持ってバーディ締め。この日のベストスコアタイとなる「66」で回り、“最低限”の目標をクリアした。

金谷は昨年10月のプロ転向後、海外ツアー挑戦を口にしてきた。今年1月からは精力的に欧米ツアーを転戦した。今年初めには欧州ツアーのシード権を目標の一つに掲げたが、失敗。「来年こそはツアーカードだったり、そういうのを取って、軸足をあっち(海外)にしたいなと思います」。来年も1月の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」を皮切りに、欧米ツアーの出場を模索する。今年初めは欧州ツアーを目標としていたが、「米国が一番レベルが高いなと感じたので、一番はそっちで(出場権を)取ることを目標にしたい」。世界トップ選手が集う、最高峰の舞台に照準を合わせる。

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