52歳・藤田寛之の24季連続賞金シードへの思いと、海外シニアメジャーへの憧れ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 市原弘大 -8 秋吉翔太 -8 3 永野竜太郎 -7 4 H・リー -6 T・ペク -6 6 藤田寛之 -5 香妻陣一朗 -5 S・ハン -5 木下稜介 -5 比嘉一貴 -5 順位の続きを見る
52歳の藤田寛之が24季連続賞金シード獲得へ一歩前進(撮影:米山聡明)
<ダンロップフェニックス 初日◇18日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>
今年活躍した30人しか出場できない最終戦の「日本シリーズJTカップ」を除くと、今大会を含めて今シーズンは残り2戦。来週の「カシオワールドオープン」終了時点で、65位までが賞金シードとして来季の出場権を得られる。昨シーズンまで23季連続シードを継続している52歳の藤田寛之は、賞金ランキング68位と、いままさにシード喪失の危機に直面している。
そんな藤田が今大会の初日、5バーディ・ボギーなしの「66」をマークして、首位と3打差の5アンダー・6位タイの好スタートを切った。取材エリアにつくと開口一番「奇跡が起きましたね」。今シーズンは長くショットの不調に悩まされ、出場26試合で予選落ちは12回。「自分でもよくわからないスコアですけど、きょうはなんか上手くいきました」と不安のなかでのラウンドは続いている。
12年には自慢のショット力とショートゲームを武器に、43歳で賞金王に輝いた。そんなショットメーカーも、今年はずっと左へミスする残像が消えない。「ショットが真っすぐ行っていても、良かったなーみたいな感じ。左への恐怖が体に染みついていて、いつ発病してもおかしくない」と、復調の兆しは見えないままだ。
それでも「昨日は部屋の鏡の前でシャドースイングをしていて、ちょっとテークバックをしっかり捻ろうかなと思ってやっただけなんですけど」とスイングを微修正した。「そう簡単なものじゃない。今年の自分の苦しみはワンヒントぐらいで…」と言いつつ、「でもワンヒントで良い方に転がるのもゴルフ」。これまでの長いツアー生活から、復調のきっかけを掴もうと「やれることは100%もしくは120%やっている」と、もがき続けている。
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