• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 定規で引いたようなライン出し 稲見萌寧の球が真っすぐ飛ぶ2つの理由【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

定規で引いたようなライン出し 稲見萌寧の球が真っすぐ飛ぶ2つの理由【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

自信みなぎる最強のショット力(撮影:岩本芳弘)

終わってみれば9打差圧勝。「伊藤園レディス」は賞金ランキング1位の稲見萌寧の勝利で幕を閉じた。腰痛をかかえるなか、なぜ圧倒的な成績を収めることができたのか。上田桃子らを指導し、今大会では上田のキャディを務めて稲見と最終組で回ったプロコーチの辻村明志氏が実際に見た強さを語る。

見てください!17番の狙いどころ【写真】

■ティショットからウェッジショットまですべてが完璧

グリーンのコンパクション(硬さ)こそそこまでないものの、アンジュレーションがきつく、ピンも前後左右に振られるため、狙いどころが狭く、ピンへのショットの正確性が求められたグレートアイランド倶楽部。ショットメーカーが有利、という下馬評通りの上位勢となった。

そのなかでも唯一2桁アンダーに乗せたのが稲見。それどころか2位に9打もの差をつけた。同じ組で見ていた辻村氏も「すべてのショットが定規で線を引いたようにきれいにラインが出て飛んでいく。強い風の中でもアイアンショットでは乾いた音でボールを打ち抜けてました」と精度の高さに舌を巻いた。

「彼女はフェードヒッターですが、8番、12番のような左ピンに対しても苦にしない。例えば左が池で左ピンに切られた17番のパー3では、風が左から吹くなかキャディに“左を消していきます”と池の縁のラインに出していきましたからね。状態がいいということにほかなりません」

関連記事