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松山英樹、世界屈指のアイアンショットの秘密は『低いトップ』と『長いインパクトゾーン』 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

2021年のZOZOのときは右ワキがさらに締まり、昨年よりも明らかにトップが低くなっている(撮影:岩本芳弘、村上航)

今年4月の「マスターズ」を制し、10月の「ZOZOチャンピオンシップ」では最終的に2位に5打差をつけて快勝した松山英樹。そのZOZOではパーオン率81.9%(1位)を記録し、松山が持ち味とする精度の高いアイアンショットで勝利をもぎ取った。ゴルフ雑誌ALBA832号では、世界のトッププロのスイングを日々研究し、米国男子ツアーの解説も務める吉田洋一郎氏が、そんな松山のアイアンショットについて分析している。

ZOZOで撮影! 松山英樹の最新アイアンスイング【連続写真】

まず、昨年のスイング写真と比べて、明らかにトップが低くなっていると指摘。「右ワキを締めたまま体の回転とともにクラブを上げていて、以前より低いトップになっています。結果、ダウンスイング以降の体の動きがシンプルになり、クラブの動きが安定します」と、今まで以上に体の回転と腕が同調した結果が精度アップにつながったと、吉田氏は話す。

また入射角についても「シャローになっています。これにより、スピン量が安定してタテの距離が合いやすくなっているはずです」といい、切り返しから右腕の内旋でヘッドを加速させる動きにより、入射角が緩やかになっていることを挙げる。

さらに「肩がよりタテ回転していることも見逃せません。肩をタテに回して振ることにより、フェース面を返さずに長いインパクトゾーンを実現させています。だから左右のブレが少ないのです」と、曲がらない要因にも触れた。

世界最高峰の米ツアーでもトッププレーヤーとして活躍している松山だが、まさに最強のスイングといえる。これからも世界での松山の活躍に期待がかかる。

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