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悔しさで終わった3日間 杉浦悠太の覚悟の最終日スタート前 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 中島啓太 -14 2 KHO, Taichi -14 3 CHO, Wooyoung -12 JIN, Bo -12 5 KIM, Baekjun -11 阪根竜之介 -11 7 LAUTEE, Andre -10 LIN, Yuxin -10 9 LEOW, James -9 LU, Sun-Yi -9 順位の続きを見る

悔しさを胸に、最終日をスタート

悔しさを胸に、最終日をスタート(撮影:ALBA)

アジアパシフィックアマチュア選手権 最終日◇6日◇ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ◇6986ヤード・パー71>

スーツケースには、大学のユニフォームも入れてきた。でもやっぱり、ここでは日の丸を背負いたい。人のまばらな最終日の朝の練習場、準備をはじめる杉浦悠太の顔には、少しの緊張が浮かんでいた。

中島啓太の堂々スピーチ【動画】

日大2年で、2019、20年とナショナルチーム入り。注目選手のひとりとしてアジアアマに乗り込んだが、2日目を終えて28位タイ。6人いる日本勢では下位だった。首位とは7打差が開いていたが、「まだ、チャンスはある」と気持ちを奮い立たせる。背中を押してくれるのは、日本代表を思い起こさせてくれるウェアしかない。「明日も着たいんだけどなあ」と、クリーニングに出した日の丸を思い浮かべた。

ビッグスコアが続出した3日目。3番から3連続バーディとやっと流れをつかみかけたが、その後はショートゲームに苦戦してボギーが続く。「15番くらいで、何してんだろうって…本当にもったいなかった」。最終ホールもダブルボギー。チームメイトがスコアボードを上がっていく中、トータルイーブンパー・33位タイにくすぶった。「日本人の選手がみんな上位に来ているので、よけいに残念」。気持ちを奮い立たせてくれる“日本代表”の肩書きは、ともすればプレッシャーとしてものしかかった。

最終日の朝、スタート時間はトップの中島啓太がいる最終組から2時間近く早かった。まだほかの日本人選手のほとんどは、コースに到着していない。「日に日に調子はよくなっている。良い状態でできるよう、頑張ります」。チームメイトの5人に、負けてばかりはいられない。最後の18ホール、きっと今日は、身につけた日の丸が背中を押してくれるはずだ。(文・谷口愛純)

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