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ステップ首位発進歴もある京都の“春ちゃん” 川崎春花が迎える“スタートライン”【いざプロテスト突破へ!】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

雰囲気はおっとり…でもゴルフの腕は超高校級(撮影:福田文平)

11月2日〜5日の4日間の日程で、京都府の城陽カントリー倶楽部を舞台に2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストが行われる。10月に全3会場で行われた第2次予選通過者と、さまざまな条件をクリアして最終から参加する選手が、合格ラインとなる上位20位入りをかけて競い合う。大一番を目前に控えた出場者たちを紹介しよう。

これが“超高校級選手”のドライバースイング【連続写真】

京都府出身の川崎春花(大阪学院大高3年)は、関西期待の有望株。今月行われた「日本女子オープン」ではローアマ争いを演じ、これは逃したものの全体11位タイの好成績を残した。5月には国内女子の下部、ステップ・アップ・ツアー「ECCレディス」で初日に単独首位にも立っている。悪天候により短縮競技となった同大会は3位タイに終わったが、ニューヒロイン誕生を予感させるに十分な活躍だった。

ゴルフをはじめたのは7歳。関西のトップジュニアとして結果を残し、ここ数年で一気にその名前は知れ渡った。全国高校ゴルフ選手権春季大会での優勝や、今年の「日本女子アマ」4位など輝かしい実績が川崎の戦歴を彩るが、目下の目標はもちろんプロテスト一発合格だ。

「気持ちが弱いので」と謙遜する川崎だが、国内女子ツアーの「富士フイルムスタジオアリス女子オープン」、「ヨネックスレディス」でも予選突破をしており、勝負強さは高校生レベルを超えている。8月に行われた「全国高校ゴルフ選手権」終了時には「課題がたくさんあります」と話していたが、それらを短期間でつぶし、第1次予選は2位に8打差をつけるぶっちぎりのトップ通過。第2次予選も4日間トータル13アンダーの3位で突破と、順当に歩みを進めてきた。

「ゴルフになると几帳面ですけど、日常生活はがさつです(笑)。ゴルフ部の部長もやっていたので、まとめたりするのは得意と言われるかもしれないですけど」とリーダーシップも発揮してきた。それがプレー中とはちがい、コースを離れると一人の女子高生として、仲間とのおしゃべりが止まらない。はんなり京都弁に明るい性格が、周囲をも明るくするキャラクターだ。

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