• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 『スピーダーNX』が米国でも発表。歴代モデル使用者を吸い込む理由は?

『スピーダーNX』が米国でも発表。歴代モデル使用者を吸い込む理由は?

米国フジクラが縦軸にスピン、横軸に打ち出しのチャートを公開。『NX』が女子プロのど真ん中になる理由の一端が見えます

米国[▶▶▶長いシーズンも終盤。『X FORGED STAR』に『スピーダーNX』、この秋話題のツアーギアとは?]()

なぜ異なる特性のシャフト使用者たちが『NX』一つに落ち着くのか? 同社が公開するチャートにヒントがあった。横軸に打ち出し、縦軸にスピンのチャートを見ると、中高打ち出し・中低スピンの真ん中に位置していた『NX』。『エボ5』と同等の高打ち出しで、『ベンタス』を含む歴代作より高打ち出しに位置する。

スピン量で見ると、低スピンな『ベンタスブルー/ブラック』はもちろん、『エボ4/6』とほぼ同等で、『エボ5』より少なめのスピン量。効率よくキャリー飛距離を出す上で好都合な特性を示している。また、同社が公開する硬さ比較の簡易図からも、その剛性的など真ん中が見て取れる。

『ベンタスブルー/ブラック』が「ULTRA-STIFF」と赤い部分が入るのに対し、『NX』はやや硬いオレンジ色の「STIFF」が先と中に、ど真ん中の剛性のイエロー「FIRM」が手元側。これと同じ色分布のシャフトが米国には3種あり、「誰にとっても扱いやすい中調子」な剛性分布も幅広く使える理由だと言えそうだ。

上記チャートを総合すると、『エボ3』ユーザーだった西村優菜、『TR』ユーザーだった古江彩佳、『エボ5』ユーザーだった松田鈴英、『エボ6』や『ベンタスブルー』ユーザーだった渋野日向子らが『NX』に吸い込まれたことも頷ける。

関連記事