『スピーダーNX』が米国でも発表。歴代モデル使用者を吸い込む理由は?
米国フジクラが縦軸にスピン、横軸に打ち出しのチャートを公開。『NX』が女子プロのど真ん中になる理由の一端が見えます
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なぜ異なる特性のシャフト使用者たちが『NX』一つに落ち着くのか? 同社が公開するチャートにヒントがあった。横軸に打ち出し、縦軸にスピンのチャートを見ると、中高打ち出し・中低スピンの真ん中に位置していた『NX』。『エボ5』と同等の高打ち出しで、『ベンタス』を含む歴代作より高打ち出しに位置する。
スピン量で見ると、低スピンな『ベンタスブルー/ブラック』はもちろん、『エボ4/6』とほぼ同等で、『エボ5』より少なめのスピン量。効率よくキャリー飛距離を出す上で好都合な特性を示している。また、同社が公開する硬さ比較の簡易図からも、その剛性的など真ん中が見て取れる。
『ベンタスブルー/ブラック』が「ULTRA-STIFF」と赤い部分が入るのに対し、『NX』はやや硬いオレンジ色の「STIFF」が先と中に、ど真ん中の剛性のイエロー「FIRM」が手元側。これと同じ色分布のシャフトが米国には3種あり、「誰にとっても扱いやすい中調子」な剛性分布も幅広く使える理由だと言えそうだ。
上記チャートを総合すると、『エボ3』ユーザーだった西村優菜、『TR』ユーザーだった古江彩佳、『エボ5』ユーザーだった松田鈴英、『エボ6』や『ベンタスブルー』ユーザーだった渋野日向子らが『NX』に吸い込まれたことも頷ける。
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