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オレには活躍しなきゃいけない理由がある! 岩田寛の心を燃やした、とあるひと言 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 岩田寛 -7 2 J・ニーマン -6 松山英樹 -6 4 M・ウォレス -5 5 B・スティール -4 6 木下稜介 -3 C・トリンガル -3 J・ベガス -3 T・フリートウッド -3 K・ヒコック -3 順位の続きを見る

ポーカーフェイスの岩田寛だが… 心なしか表情に闘志が満ちている

ポーカーフェイスの岩田寛だが… 心なしか表情に闘志が満ちている(撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇21日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

本戦開幕前、あるひと言が岩田寛の内なる闘争心に火をつけた。「キャディさんですか?」。食事中に、そう尋ねられた。日本ツアーでの知名度は言うまでもないが、ここはPGAツアーの舞台。「(間違えられたのは)ボクの実力のなさから来るものなんですけど。燃えてくるものがありました」。もうキャディなんて言わせない。

岩田寛、2021年のドライバースイング【連続写真】

PGAツアーには2016年に本格参戦。17年にシードを失って帰国したが、再び米ツアーに戻ることを目標に掲げている。そんな岩田にとって、今大会はまたとないチャンス。繰り上げでの出場が決まったのは18日(月)の朝だった。「ブリヂストンオープン」終了時点での本大会出場権は獲得できず、仙台に戻ろうと考えていたところで携帯が何度も鳴った。寝ぼけ眼で受けた連絡は「ZOZO、出られます」。つかんだ好機を生かさない手はない。

すぐに準備をして会場入り。そんな最中にかけられた“その”ひと言。エンジンがかかった岩田の逆襲が始まった。バーディで第1ラウンドをスタートすると、前半で1イーグル・4バーディ・1ボギーの「31」をマークした。後半はボギーフリーの2アンダーで回り、「63」でホールアウト。最終組でプレーを終えると、7アンダー・単独首位に立った。

予選ラウンドは米ツアー1勝のチェッソン・ハドリー(米国)らと同組でプレー。「チェッソンは同じくらいの飛距離で、でも精度が全然ボクより上。勉強になりました」と、米ツアーのシード選手から学ぶことも多かった。上を見れば足りないものが目に付くが、その中で単独首位の滑り出し。「トップに立てて、うれしかったです」と、まずは実力を示すことができた。

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