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大学教授が松山英樹の1mのパットを分析したら、テンポは1.4倍、ヘッドスピードは2倍になっていた! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

パッティングの復調に期待がかかる(撮影:GettyImages)

<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇20日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

あす開催を迎える「ZOZOチャンピオンシップ」で優勝の期待がかかる松山英樹。新シーズンに入ってからもパッティングの不調に苦しんでいるが、アジア人として初めて優勝した4月の「マスターズ」では、ショートパットを確実に決めていた。動作解析の第一人者、日本獣医生命科学大学の濱部浩一教授が、松山のパッティングを分析。その結果をゴルフ雑誌ALBA830号で公開している。

松山英樹は目澤秀憲コーチとパッティングの調整を行う【大会フォト】

濱部教授は「松山選手の約1メートルにおけるパッティングのテンポとヘッド速度を測ってみると、20年と21年では大きな違いがありました。テンポは60→83BPMとおよそ1.4倍速くなり、ダウンストロークの時間も0.31秒→0.16秒とおよそ2倍のスピードになっています。これだけ速ければ、インパクトで緩んで押し出すミスがなくなります」と話す。

また「振り幅を見ると、20年はテークバック1に対してフォロー2でしたが、21年はテークバックとフォローの大きさがほぼ等しくなっています。このフォローを小さく“パチン”と打つことも、緩まず打てるコツといえます」と話し、元々大きい振り幅のアマチュアに、この真似をして練習することを勧める。

速く振るとパンチが入って距離感が出せないのでは? と思う人も多いだろう。それに対し、ツアー1勝で“シニアの業師”と呼ばれる福永和宏は「確かに手先で速く振ると右手をコネてしまい、パンチが入るミスになりやすいですね。でも松山選手のように、両ワキを軽く締めて胸を圧迫するようにしたうえで、両ワキを左右に動かようにストロークすると、ヘッドが安定して加速して、パンチが入ることはありません」と語り、ヘッドを徐々に加速させるイメージで動かすことで、順回転でコロがりのいい球が打てるという。

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