キム・ハヌルが明かした現役引退の理由 日本での“思い出”、そして“後悔”は? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
いよいよ日本ラストゲーム!ショットメーカーらしい姿に期待(撮影:鈴木祥)
<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 事前情報◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇6571ヤード・パー72>
今週18日(月)に現役引退を表明したキム・ハヌル(韓国)が、日本でのラストマッチを前に会見に臨んだ。そこで「ツアーだけではなく、プロ選手としてチャレンジしたいこともある。今がいいタイミングかなと思いました」など、今回の決断までの経緯や心境、今後などについて話した。
2006年に母国でプロデビュー。韓国ツアー2年連続賞金女王(11、12年)の肩書をもって日本ツアーに参戦したのが2015年のこと。そこからの6年間で通算6勝、うちメジャー2勝という輝かしい成績を残したスマイルクイーンだが、近年は「3年前から調子がよくなくて、もう少し頑張ればとも思ったけどできなかった。若い選手たちもうまいし、無理かなと。優勝争いができない。選手として残念」と自らの“低迷”を感じ取っていたと明かす。
決断をくだしたのが今年7月のこと。2年ほど前から「軽く」よぎっていたという考えを、韓国に戻った際に家族に打ち明けた。「タイミング」、そしてコロナ禍の影響も大きいが、「ゴルフを始めてから“シード選手で”ということを考えてプレーしていたし、(QTに)いきたくない」という考えが根っこにある。17年の公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制して得た3年シードが、統合シーズンとなった今年で切れ、さらにここまでの賞金ランクは79位(1599万6374円)。今季から50位以内にシードが付与されるメルセデス・ランキングも87位という成績も、決意を固める理由となった。
日本で戦ってきた思い出で、すぐに頭に浮かぶのは、初優勝した15年の「マンシングウェアレディース東海クラシック」と、自身初めて2週連続優勝でタイトルをつかみとったサロンパスカップだという。「私はショットメーカーだけど、パターがよければもっと優勝できていたのかな」とプレー面での悔いも残るが、それでも輝かしい実績に変わりはない。
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