リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 S・ノリス -19 2 池田勇太 -15 3 高山忠洋 -11 T・クロンパ -11 木下稜介 -11 6 石坂友宏 -10 7 稲森佑貴 -9 T・ペク -9 金谷拓実 -9 清水大成 -9 順位の続きを見る
ショーン・ノリスが日本オープン初制覇で感極まる（撮影：佐々木啓）
＜日本オープン 最終日◇17日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース（滋賀県）◇6986ヤード・パー71＞
日本ツアーに参戦して6年目。今回は、故郷の南アフリカに明るいニュースを持って帰りたい人たちがいた。
3日目を終えて、2位に5打差の独走状態。「今は母国にいる大切なひとのためにも戦っている。明日はそういう気持ちで臨みたい」と迎えた最終日は、イーブンパーで回ることができれば逃げ切れる算段だった。7番でボギーが先に出て一歩後退したものの、12、15番でバーディを獲って「70」でフィニッシュ。一度も並ばれることなく逃げ切った。
「ZOZOチャンピオンシップの出場権に届かなくて、そのぶん今週頑張りたいと思っていた」と、5位で終わった前週の「ブリヂストンオープン」のぶんも力を示したかった。加えて、優勝の報告で喜ばせたい人たちの存在が、やる気にさらに火をつけた。
ひとりは故郷で帰りを待つ妻。現在妊娠中で、来年の3月には2人目の子どもが生まれる予定だ。もうひとりは、ジュニア時代からお世話になっているメンタルトレーナー。20年近く支えてくれた恩師は、いま病気と闘っている。「日本に来てからも定期的に連絡をとっていたが、いまは病気のために連絡がとれていない。自分にゴルファーとしてのキャリアを示してくれた人」と、優勝争いに向けてふたりの顔が浮かんでいた。
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