「曲がり幅の大きなドローボール」と「ラフからのショット」 渡米前最終戦で得た石川遼の手応えと課題 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 杉山知靖 -19 2 香妻陣一朗 -16 片岡尚之 -16 4 植竹勇太 -15 5 S・ノリス -14 6 岩田寛 -13 7 竹谷佳孝 -12 永野竜太郎 -12 S・ビンセント -12 10 星野陸也 -11 順位の続きを見る
手ごたえも課題もあった 石川遼は国内戦に一区切りをつけ、いざ米予選会へ(撮影:福田文平)
<ブリヂストンオープン 最終日◇10日◇袖ケ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119ヤード・パー71>
米下部にあたるコーンフェリーツアーの2次予選会を受験する、石川遼の渡米前最後の試合。この日は、4バーディ・1ボギーの「68」と3つスコアを伸ばして、トータル6アンダー・28位タイで4日間を終えた。先週まで打てなかった弾道が打てるなど、少しの手応えを得られたという。
フェアウェイキープもパーオンも「まずまず」の回数で「基本的には安定していたかなと思います」と一日を振り返った。「将来、結果を出すため」に昨年から大幅にスイング改造を行っているが、4日間通して「全然まだなんですけど、先週までできなかったことがちょっとずつできるようになってきている」と成長を感じた。
夏場以降、石川のドライバーショットの球筋はストレートかややフェード。アイアンショットの球筋はストレートかややドロー。「(ドライバーとアイアンの)その感覚が合っている週はピン一直線に狙っていけて、ハマればいいスコアは出る」と「フジサンケイクラシック」など優勝争いに絡む試合もあった。しかし、「ドライバーは一直線の球といより、ドローの幅を持たせた方が、マネジメント的にもスイング的にもいい方向に進むので、そこをトライしてきた」と今秋から高みを目指していた。
右から左への曲がり幅の少ないドロー、そして曲がり幅の大きいドローと打ち分けることができれば、よりコース攻略しやすくなる。先週までは「曲がり幅の大きいドローを打とうとすると、(狙ったタイミングより)早めに曲がったり、右に出たまま戻ってこない」とコントロールできなかった。「先週終わったあと結構がんばって、こういう感じかなというのを引っ提げて今週やりました。全然ダメな時もありましたけど、今日はよかった」と、最終日は実戦の中でも納得のいくショットの回数が増えた。
Follow @ssn_supersports