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大歓声は「ちょっと恥ずかしい(笑)」 渋野日向子に舞い込んだ2つの「奇跡」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 西村優菜 -9 2 西郷真央 -7 勝みなみ -7 上田桃子 -7 5 川崎春花 -4 山下美夢有 -4 宮里美香 -4 大里桃子 -4 9 森田遥 -3 鈴木愛 -3 順位の続きを見る

第2ラウンドは「75」と苦しんだ渋野日向子 しかしこんな「奇跡」も

第2ラウンドは「75」と苦しんだ渋野日向子 しかしこんな「奇跡」も(撮影:岩本芳弘)

<日本女子オープン 3日目◇2日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>

首位との2打差を追いコースに出た第2ラウンドは、渋野日向子にとって苦しい一日となった。スタートホールの10番で、いきなり4パットのダブルボギーを叩くと、さらに唯一のバーディは終盤の7番で奪ったもの。ほかにも3つのボギーもあり「75」とし、4位タイからトータル1オーバーの33位タイまで順位を落とした。

それにしても絵になる三人です【写真】

だが、そのラウンドではギャラリーを沸かせる2つの“奇跡”も見せた。それが前半最後の18番パー4でのこと。ドライバーで放ったティショットは、直後に手を離すほど気持ち悪さを残し、左に出たボールは、フェアウェイのさらに左へ。池が待ち構える方向に飛んでいった。

“最悪の事態”になっても、なんら不思議ではない状況だったが、ボールは土俵際、かろうじてラフに残った。しかし、今度はすぐ横に池があるのが問題となる。ここで渋野は、靴と靴下を脱ぐと、その足を一度池に突っ込んだ。「もし池に足を入れて打てるようなら、近くに寄せて3打目を打ったほうがパーの可能性がありました」。ただ、思いのほか足元が滑り、これは断念。「左打ち」も頭をよぎったが、リスクも考慮し、結局アンプレヤブルを宣言した。

一打罰を加えての続く3打目は、グリーンに乗ったものの、ピン右9メートルとピンチは変わらない。しかしジャストタッチのパーパットは、コロコロとカップ方向に転がり、そのままスッと消えた。するとギャラリーはまるでイーグルでも見たかのように大盛り上がり。「あのガッツパーですごく盛り上げてくれた。ギャラリーさんがいてくれたことがうれしいと思った。ちょっと恥ずかしかったですけど(笑)」と複雑そうな笑みもこぼれる一幕となった。

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