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「私はヤーデージブックを持っていなかった」 宮里藍が驚きの理由をジュニアたちに講義 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 山下アミ -5 2 荒木優奈 -3 3 鳥居さくら -2 4 川端悠衣 -1 馬場咲希 -1 6 荒木七海 +1 上久保実咲 +1 8 山岡瑠生 +2 9 秋田光梨 +3 小宮千鶴 +3 順位の続きを見る

宮里藍がジュニアゴルファーへメンタルメソッドを中心に講義

宮里藍がジュニアゴルファーへメンタルメソッドを中心に講義

宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY 初日◇19日◇若木ゴルフ倶楽部(佐賀県)◇6145ヤード・パー72>

宮里藍の「ジュニアゴルファーの成長を支援したい」という思いを、所属先のサントリーが支援して開催された「宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY」。中学1年生から高校2年生までの29人の女子ジュニアゴルファーが出場しているが、初日のラウンド後には『VISION54』の座学が行われた。

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『VISION54』とは、宮里が米ツアーで戦っていたときに学び始めたゴルフに特化したメンタルメソッドだ。その教えは「ゴルフだけにとどまりません。自分と向き合う作業は、生きていくうえでも大事なこと。それぞれに自分の才能を伸ばしていってくれればうれしいです」と、宮里はいう。そして「ゴルフではさまざまな情報を整理して、自分で処理をするスポーツ。どうすればパフォーマンスが上がるのかを自分で考えなくてはいけません。その手助けをするのが『VISION54』です」と説明し、参加ジュニアたちから興味津々の熱い視線を集めていた。

印象深かったのは、情報を整理することの大事さを話したときだった。宮里が「実は私はヤーデージブックを持っていませんでした」と、明かしたのだ。米ツアーで戦い初めて2年目くらいから、選手たちが必ずと言っていいほど持っているヤーデージブックを宮里はまったく使っていなかったというのだ。

とにかくゴルフは情報量が多い。そのあふれんばかりの情報を打つ前に的確に処理をする。ここで大事なのは、自分にとって正しい判断を素早く得るには必要のない情報はいらないということ。情報がありすぎると、考えすぎてしまうのだという。ボールを打つために使う時間は、ライを見極め、球筋をイメージしてから実際に打つまでに、プロでおよそ40秒。アドレスに入ってからは5秒から10数秒ほどだ。宮里はアドレスに入ったら9秒で打っていたという。たったこれだけの時間の中で、迷っているヒマはない。逆にいえば時間があればあるだけ、迷いも生じる。だからこその“ヤーデージブック不要”だったという。

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