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3つの理由で苦手が解消 稲見萌寧が見せた“飛ばさない”技術【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

このインパクトゾーンの長さが強さの秘訣(撮影:村上航)

国内女子ツアー「ニトリレディス」は稲見萌寧の今季7勝目で幕を閉じた。ツアー屈指の難コース・小樽カントリー倶楽部を「苦手」と言い続けたショットメーカーはなぜ優勝することができたのか。上田桃子らを指導、今大会ではその上田のキャディを務めたプロコーチの辻村明志氏が深層を語る。

インパクトゾーンに注目!稲見萌寧のアイアンショット連続写真

■らしさがなかった小樽
小樽と言えばツアー屈指の難コース。だが、そんな評判を覆すかのように優勝した稲見の16アンダーをはじめ、2位が15アンダー、3位の2人が12アンダーとスコアの伸ばし合いとなった。辻村氏も「今までの小樽とは違う」と言い、3つの理由を挙げた。

1.グリーンが柔らかく、止まる
2.ラフが短く、洋芝でも浮くタイプの芝質なのでティアップして打っているような感覚
3.最終日以外は風がほぼない。しかも吹いても4日間ほぼ同じ西からの風で読みやすかった

この3つの結果、特に辻村氏が今までよりもかなり難易度が低くなった要因としたのがティショットだ。

「小樽のティショットといえばレイアウト、風、そして“ラフに入れてはいけない”というプレッシャーから非常にタイトに感じていました。ですが、今年はレイアウト以外はOK。林のなかにさえ入れなければバーディを狙える状態。ピンポジションを振ったりと工夫されていましたが、それでも今までの小樽の難易度とはならなかったですね」

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