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木下稜介が米国で感じたレベルの差と期待 「英樹がめちゃくちゃかっこよかった」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

賞金ランク2位の木下稜介が、隔離期間を経て国内ツアーに戻ってきた(撮影:岩本芳弘)

Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 事前情報◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7210ヤード・パー72>

隔離期間の2週間、ずっと考えているのは「どうしたら、もう一度あのフィールドに戻れるか」。同級生の米ツアーでの優勝争いを思い返すと、今でも興奮がよみがえる。

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全英オープン」、「WGC-フェデックス・セントジュード招待」を終えて帰国した木下稜介が、今週から国内ツアーに復帰。2試合とも4日間を戦ったが、全英は59位タイ、WGCは43位タイ。「飛距離もそうですが、向こうの選手は100ヤード以内から2回で上がる確率が高くて、簡単にボギーを打たない。改めてレベルの差を感じて心が折れました」と壁の高さを痛感。一方で、それ以上に期待と高揚感も味わった。

WGCの最終日。早いスタートでラウンドを終えてホテルへ戻り、米ツアー2戦を終えて一息ついていると、首位と9打差からスタートした松山英樹がどんどん順位を上げていく。「プレーオフになるかもって急いでコースに戻って、英樹が練習場で球を打っているくらいに着きました」と会場に戻ってプレーオフを見届けた。「あの風と距離と、あの状況でピンに打っていけるのは本当にすごかったし、パッティングも完璧だったと思う。めちゃくちゃかっこよかった」と振り返る。「早く米国に来て、一緒に頑張ろう」と背中も押され、間近で見た同級生の優勝争いは、海外への思いをより一層強くさせた。

帰国後も考えるのは海外進出のこと。WGC翌週の「ウィンダム選手権」では、WGCで同組でプレーしたケビン・キスナー(米国)が優勝。「キスナー選手は体も小さいし、ドライバーも僕の方が飛んでいた。ほっとしたじゃないですけど、自分もキスナー選手みたいに100ヤード以内が上手くなれば、チャンスはあるのかなと思った」と期待もある。「1カ月いい経験をさせていただいて、レベルアップして帰ってこられた。日本で賞金王を目指して、どうにかして海外にも行けるようになりたい」と、日本で世界ランキングを上げて米ツアー参戦の機会を狙いながら、海外ツアーの出場権を得るためにQT挑戦も見据えている。

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