稲見萌寧がメダル獲得の翌日から練習を再開 「思っていたより重い」銀を土産にホームに凱旋 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
稲見萌寧が銀メダルを手にホームに凱旋した
東京五輪女子ゴルフで銀メダルを獲得した稲見萌寧が、競技終了一夜明けとなった8日から、練習を再開している。今週13日(金)に開幕する国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフ」から、さっそく出場。11日(水)には、その会場となる軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)入りし、2日間ある指定練習日で今季7勝目に向け調整を行う。
メダル獲得後に行われた記者会見で、「あしたから練習します」と話していた稲見。その言葉通り、翌朝には拠点とする北谷津ゴルフガーデン(千葉市若葉区)を訪れさっそく汗を流した。日本ゴルフ史上初のメダルを手にした当日は、各方面の取材対応に追われ帰宅したのは深夜1時頃。しかし翌朝10時頃には練習場に到着し、同ガーデンの土屋大陸社長らお世話になっている人たちへのあいさつも済ませた。
実際にメダルを手にした感想は「思っていたより重い」と話していたが、そのズシリと重量感のある勲章を、関係者たちにも見せ喜びを分かち合った。普段から北谷津で練習を行うプロゴルファー篠崎紀夫や、長年一緒に汗を流してきたジュニア選手ら、練習場で会った人たちからも次々に「おめでとう」など声をかけられ、祝福の連絡も数百件に及んだという。
2016年リオ五輪に出場した池田勇太も、幼少期から北谷津ゴルフガーデンで腕を磨いた一人。つまり同ガーデンとゆかりの深い選手が、2大会連続でオリンピアンとなった。土屋社長も、「まっさきにあいさつに来てくれた。これだけ長い時間一緒にいると、親と同じ気持ち。名誉だし誇りです」と、“北谷津っ子”の偉業に目を細める。実際に五輪で使用されたキャディバッグも、練習場内に展示された。
ただ稲見は五輪ムードに浸っている暇はないとばかりに、9日も通常通りトレーニングなどで汗を流すスケジュールをたてている。悲願の「メジャー優勝」、そしてキャリア通じての目標に設定する「永久シード」に向け、メダリストになっても変わらず、これまで通りゴルフ漬けの毎日を送っていく。
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