松山英樹のマスターズ制覇を「希望」に今年3年ぶりV “天才”がリオの銀メダル超えを狙う【オリンピアンの素顔】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リオでは銀メダルを獲得 次の狙いはもちろんゴールドだ(撮影:GettyImages)
東京五輪のゴルフ競技が7月29日に開幕する。ゴルフは前回のリオ五輪で112年ぶりに復活。今回も各国から男女60名が4日間72ホールをプレーする。開幕を前に、代表選手たちのプロフィールをオリンピックゴルフランキング順におさらい。世界中から集まる代表選手が霞ヶ関をどう攻略するのかに注目だ。
【リディア・コ】(ニュージーランド)
■年齢:1997年4月24日 24歳
■身長:165センチ
■プロ転向:2013年
■主な戦績:米16勝(メジャー2勝)
ゴルフの“天才少女”と聞いて、この名前を思い浮かべる人も多いだろう。韓国・ソウル生まれで、6歳の時にニュージーランドに渡ったコが、世界を驚かせたのは2012年のことだった。豪州ツアーの「ニューサウス・ウェール女子オープン」を14歳9カ月で制し、プロツアー史上最年少優勝(当時)を遂げたのだった。
さらに同年8月には米ツアー「カナディアン女子オープン」で、ツアー史上最年少となる15歳4カ月で勝利。翌年の同大会では連覇を達成し、ツアー史上初となるアマチュア連覇&2勝目を挙げた。この13年にはプロ転向。米ツアーメンバー入りは原則18歳以上という規定があるなか、特例により16歳でプロになった。そこからも勝利を重ね、17歳だった15年2月には男女通じて史上最年少で世界ランク1位の座についた。
ツアーでは18年に1勝を挙げたのを最後に、しばらく優勝から遠ざかっていたが、今年4月の「ロッテ選手権」で3年ぶりとなる優勝を挙げた。この時には、「私はまた優勝することができるのか」という悩みを抱えながら、松山英樹とジョーダン・スピース(米国)の4年ぶり優勝が、「希望を与えてもらった」と力になり乗り越えたことを明かしていた。前回のリオ五輪はインビー・パーク(韓国)に次ぎ、銀メダルを獲得。ニュージーランドに、初めてゴルフ競技の五輪メダルをもたらした。今回狙うのは、もちろんゴールドに輝くメダルだろう。
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