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全米オープン覇者ラーム、「圧巻の勝ち方」【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ジョン・ラームが接戦を制して勝利(撮影:GettyImages)

全米オープン」最終日は大混戦となり、一時は首位から1打差までに10人がひしめく競り合いで、誰が抜け出すのか、予想すらつかない状態だった。

ジョン・ラームのトップは渋野日向子より低い【連続写真】

だが、それぞれの選手の流れは少しずつ変わり始め、流れが変わるとき、そこには多くの場合、バンカーがあった。

首位タイで最終日を迎えたラッセル・ヘンリー(米国)は出だしからガードバンカーにつかまってボギー発進。6番からは3連続ボギーを喫し、優勝争いから、ほぼ脱落。7番でも8番でも彼はバンカーにつかまり、スコアを落としていった。

前半で3つスコアを伸ばし、一時は2位タイまで浮上したブルックス・ケプカ(米国)は、しかし、パー3の16番でティショットをバンカーに入れ、ボギーで後退。18番でもグリーン脇のラフから目の前のバンカーへ入れてボギーの締め括り。優勝争いからの完全なる脱落となった。

8番のバーディで、ついに単独首位に躍り出て大観衆を狂喜させたブライソン・デシャンボー(米国)が、11番、12番で連続ボギーを喫した原因は、バンカーではなくショット、パットの乱れだった。だが、13番ではガードバンカーからの4打目でグリーンを大オーバーさせてダブルボギー。左のペナルティエリアに打ち込んだ17番では、4打目を打つ際の足がバンカーにかかり、またしてもグリーンを大オーバーさせて、ダブルスコアの「8」を叩いた。

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