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「メジャー覇者の肩書はもう捨てていい」渋野日向子、海外遠征の集大成【20年全米女子プロ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

渋野日向子の2020年の全米女子プロゴルフ選手権は?(撮影:GettyImages)

2019年8月に行われた「全英AIG女子オープン」で海外メジャー初出場初優勝という快挙を成し遂げた渋野日向子が、現地時間24日に始まる「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で自身7回目のメジャー大会に挑む。

この時は改造前 2020年の渋野日向子のスイング【連続写真】

全米女子プロは5つあるメジャーのなかでも“女子プロナンバーワン”を決める戦い。毎年6月末に行われているが、昨年大会は新型コロナウイルスの影響により10月に延期。渋野にとって、なかなかうまくいかなかった8月から約2カ月間続けた海外遠征の集大成で、「アメリカの悔しさはアメリカで返す」と気合十分だった。

そんな気持ちが伝わったのか格好のスタートを見せる。強風吹き荒れるアロニミンクGCで「今日は風とお友達になれた(笑)」と初日はイーブンパー・暫定13位タイ。トップ10が見える上々の立ち上がりで、「今までとちょっと違うなと思える18ホールでした」と笑顔も随所に見られた。

だが、2日目は一転して苦しいゴルフ。初日はフェアウェイを一度しか外さなかったティショットが荒れた。「昨日よかったぶん、その位置から落ちたくないという欲深いところもちょっとあった。本当に必死でした。パーパットがやばいのがあったり、微妙なボギーパットも多かったし、かなり神経をやられました」。2バーディ・7ボギーの「75」とスコアを5つ落とし、46位タイまで順位を下げた。それでも予選通過を決め、「通ってしまえばこっちのもの」と言えるだけの前向きさは残っていた。

巻き返しを図りたいムービングデーだったが、出だしからさらなる試練が待っていた。スタートホールとなった10番パー4で2打目を池に入れると、打ち直しの4打目も強烈なバックスピンでグリーンの一番手前まで戻り26ヤードも残すと、そこから4パット。ダブルパーで出鼻をくじかれた。

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