「見て、感じて、最適なものに調整する」 デシャンボーが語る連覇への“思考術” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 M・ヒューズ -5 L・ウーストハウゼン -5 R・ヘンリー -5 4 R・マキロイ -3 B・デシャンボー -3 6 S・シェフラー -2 J・ラーム -2 M・ウルフ -2 9 D・ジョンソン -1 C・モリカワ -1 順位の続きを見る
コースの状況で自らのプレーを変える 科学者デシャンボーの哲学(撮影:GettyImages)
<全米オープン 3日目◇19日◇トリーパインズGCサウスC(米カリフォルニア州)◇7652ヤード・パー71>
連覇に向け好位置についた。トップと5打差からスタートしたブライソン・デシャンボー(米国)は、3バーディ・ノーボギーの「68」をマーク。前日の13位タイから、トップグループと2打差のトータル3アンダー・4位タイまで浮上し、最終日に向かっていく。
ハードヒットの極み!デシャンボーの“パー5での1オンチャレンジ”【動画】
メジャー大会で自身初のボギーフリーラウンドに、科学者と呼ばれる男はごきげんだ。「いくつかミスもあったけど、そこでパーを拾えたことは満足。メジャーは忍耐強くないといけない。ほんとうにそれは難しいこと」。ティショットを大きく右に曲げた7番では、芝のない“砂地”から2メートルにピタリ。最終18番でもティショットが左のフェアウェイバンカーに入ると、セカンドでミスが出てラフからの3打目を強いられたが、きっちりパーを拾った。
想定外のミスにも冷静に対処できるのは、こんな“哲学”も大きく関わってそうだ。デシャンボーは、「ラウンド前はどんな数字も想定できるけど、例えば風の有無でもそれは変わってくる。実際にコースに行き、目で見て、感じて、最適なものに調整しないといけない」という部分を「ゴルフの素晴らしい点」と話す。「だいたいのゲームプランは決まっている」が、そのなかのどれを選ぶかは「ティエリアに着いてから判断する」とも。“最適解”は、その時々によって異なる。
そして頭で策略を練ると、あとは「しっかりと動いて、血流をよくし、ハードヒットできるようにする」と、体がそれをショットとしてアウトプットする。“世界一過酷な戦い”が強いられるコースでも、その一連の流れに変わりはない。
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