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現在平均パット5位! 西村優菜が両手の高さを揃えて握るのは、元世界ランク1位の影響だった | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

西村優菜はパッティングでは、両手の高さを揃えて握っている(撮影:村上航)

「ワールドレディス サロンパスカップ」の最終日。最終組だけがスタートを待つ午前11時過ぎの練習グリーンには、ノーマルの順手でグリップする選手は1人もいなかった。高橋彩香と大里桃子はクロウグリップ。しかも大里はときにクロウ、ときに逆クロウ、ときに順手と使い分ける。その2人に比べると普通に見える西村優菜も、両手の高さを揃えるやや変則的なグリップだった。

西村優菜のグリップだけでなく笑顔も見たい!【写真】

アマチュア時代は右手が下を握る順手や、左手が下を握るクロスハンドでパッティングしていた西村。いつから両手の高さを揃えて握っているのだろうか。「いつからかわからないですけど、アマチュア時代に日本女子オープンで申ジエさんと回ったときに、ジエさんは両手をくっつけて握っていたんです。それを見て、不思議だなと思っていた」。

かつて米国女子ツアーで賞金女王を戴冠し、世界ランキング1位の座についたこともあるジエのグリップを試合後に試してみたところ、「しっくりきた」のだとか。それまで西村はクロスハンドで握っていたため、両手が同じ高さに見えて実は「左手が少し下になるイメージで握っている」と話す。

また、パッティングの調子が悪いときには、コーチの中島敏雅氏から教わった練習を行っている。「グリップを握らずに手のヒラで挟んで打つと、手先を使わずに打てるんです。その感覚と変わらずに持てるんじゃないかなと思います。それをずっと続けているので、握るときも指を伸ばして挟んでから握っています」。

西村はルーキーシーズンとなった今季、このグリップですでに8105万7772円を稼ぎ、賞金ランキング6位につけている。パーオンホールでの平均パット数5位(1.777)の正確なパッティングで、さらなる活躍が期待できそうだ。

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