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1、2Wは“オリジナルワン”の二刀流。50歳で首位、ミケルソンが7876yを攻略

長距離を狙う長尺は『EPIC SPEED』プロトの5.5度。安全に攻める44インチの2Wはテーラーメイド『オリジナルワン』ミニドライバー(撮影:GettyImages)

全米プロゴルフ選手権 2日目◇21日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>

今年の6月で51歳になるフィル・ミケルソンが好調だ。世界ランク上位者たちを苦しめる、メジャー最長の7846ヤード、パー72のモンスターコース。ドライバーを新調して「全米プロ」に臨んでいるが、鬼才ピート・ダイ設計の多数のハザードに加え、強烈な海風が14番以降で選手に襲いかかる。

飛距離の出る若手選手でも苦しむ中、ミケルソンの初日の平均飛距離は320.2ヤード、FWキープ率42.86%。トップに立った2日目は、平均302.6ヤードに下がったが、FWキープ率は78.57%まで引き上げており、何度も2打目をピンハイに運んだ。

⇒デシャンボーに続き、ミケルソンも1Wロフト【5度台】!? 全米プロの使用ギアをキャロウェイ担当者が公開

キャロウェイのツアー担当者は、投入したリアルロフト5.5度の『EPIC SPEED』(47.5インチ)は、完全なるプロトタイプだと明かす。長尺でインパクトロフトが増えやすくなるため、スピン量を抑えるために、低ロフト✕低重心のプロトタイプを作成したとか。

ヘッドは軽量で189gと長尺化に対応。ミケルソンのためにCADで再設計され、ドローで2000rpm未満、フェードで2200〜2300rpmに抑えられた。また、今大会も苦手なホールでは、以前から使用する2Wのテーラーメイド『オリジナルワン』ミニドライバーで安全にティショットを打つ。「マスターズ」前にティショット戦略を問われ、ミケルソンは下記のように話していた。

「非常に高い爆弾を打ちたい場合、私は以前から使う47.5インチのドライバーで320、325飛ばそうとしています。もう一つは、ローカットや低空飛行の右から左へのショットも打てて風の影響を受けないように木の下にボールを置いておきたいときのもの。これはミニドライバーのようなもので、25年前のドライバーのように44インチでヘッドが小さいけれど、地面から打ちやすい」(ミケルソン)

⇒50歳のフィル・ミケルソンが“ブラッシー”投入で首位タイ 16年ぶりの大会制覇まで36H

メジャー最長の「全米プロ」も、決勝ラウンドを迎える。 “オリジナルワン”な2本のウッドでミケルソンがメジャー最年長優勝記録に挑む。

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